メルボルンの交通手段で特徴的なのは、「トラム」があることです。
トラム(Tram/Tramway)というのは、「路面電車」や「市街電車」の意味で、道路をはしる電車のことです。
(トラムについてはこちらの記事にも書いています→【全豪オープン】会場までの交通手段は無料トラムが便利)
フリートラムゾーンを有効活用しよう
メルボルン中心部を移動するのに便利なトラムですが、トラムの路線には「フリートラムゾーン」というのがあります。
メルボルン中心部とドックランズ内(以下のエリア)がその「フリートラムゾーン」。この域内ではトラムの乗り降りがなんと無料なんです。
http://ptv.vic.gov.au/1-january-2015-fare-changes/ より引用
旅行者にとってはかなりありがたいこの制度。CBD内の主な観光スポットは、無料のトラムでまわれるんじゃないでしょうか。
もしフリートラムゾーン域内だけを行き来するのでしたら、マイキーカードは不要になります。
フリートラムゾーン域外はマイキー(myki)が必要
フリートラムゾーン域外でトラムに乗るときは、myki(マイキー)という交通系ICカードが必要です。
こちらがそのマイキー。SuicaやPASMOと同じような感じですね。
マイキー(myki)は乗車・降車時に、トラム内にある「mykiリーダー」へタッチします。
mykiリーダーというのはこちらの黄色い機械。
フリートラムゾーン域外では、カードをタッチしないと違法となり、違反金が課されるとのことです。
逆に、間違ってフリートラムゾーン内でタッチをしてしまうと、2時間券分の料金が加算され、払い戻しもされないそうなので注意です!(ややこしい…)
つまり、フリートラムゾーン外で乗り降りするときはタッチして、フリートラムゾーン内で乗り降りするときはタッチしません。
マイキーは、トラム以外にもバスや電車(メトロ)に乗る場合も必要ですので、これらの交通手段を使うときは購入しておく必要があります。
チャージして使う1日券。旅行者には割に合わないかも…
マイキーにはあらかじめ、利用する運賃分の料金をチャージしておいて使います。、、とその前に、mykiカード自体も購入する必要があります。($6)
トラムの運賃は、「ゾーン」と呼ばれている区間によって異なります。ざっくり説明すると、「ゾーン1」「ゾーン2」「ゾーン1+2重複」があって、距離があるほど運賃が高いです。
ただ、ほとんどのトラム路線はゾーン1内にあるので、「ゾーン1」の運賃だと思って大丈夫です。
(バスや電車に乗る場合は変わってきます。トラムに限った話ですのでお間違いなく~。)
マイキーの買い方
mykiには、myki pass と myki money の2種類がある。myki pass は長期間にわたり毎日連続して利用する場合に、myki money は交通機関をときどき利用する人がチャージして使うタイプ。
1週間滞在するならmyki pass 7day(1週間券/ゾーン1 $35.80)を、それ以下なら myki money で滞在時間に合わせてチャージをする。myki money 2hour(2時間券/ゾーン1 $3.58) myki money daily(1日券/ゾーン1 $7.16)
『地球の歩き方 C11 オーストラリア 2014-2015』より
以上のように、滞在期間・乗車時間によっても金額が異なるのですが、旅行者だと myki moneyの「2時間券」か「1日券」を買うことが多いんじゃないかと思います。
私たちの場合は、フリートラムゾーン外に1度だけいく予定があって、myki moneyの「1日券」を購入して使ってみました。
その時は、トラムストップ(停留所)にある自動券売機で購入したのですが、マイキーの使用に関してとまどうことが多かったので注意点を書いておきます。
- 自動券売機でクレジットカードで購入するときは、端数は切り上げで料金を支払う。
- マイキーカードは払い戻しできない。
mykiカード代($6)+1日券代($7.16)で、合計 $13.16・・・のはずなのですが、クレジットカードだと端数が指定できないらしく、結局 $14必要でした orz
調べた結果、mykiカード代($6)は払い戻しできないようです。日本で使うスイカやパスモは払い戻しできるので意外…!
結果、1度フリートラムゾーン外にいっただけで、1人あたり$14もかかってしまいました><ちょっと高かった…!
これならタクシーを利用してもよかったかも、、と後になって思いました。
旅行のみで1回~数回の利用だったら、トラムだと割高になってしまうので、違う交通機関を検討してもいいかもしれませんね。